キタムラ・ホールディングス グループは企業変革を進めています。
グループ各社が現有する資産を最大活用することで成長を描くグループ経営への移行です。背景として、写真業界の大きな変化があります。社会全体のデジタル化は、写真・カメラの世界も大きく変えました。デジタルカメラの登場で現像・プリントが必要なプロセスではなくなり、スマートフォンの普及によって、誰もが簡単に撮影できるだけでなく、仲間同士で即座に写真を共有することが可能になりました。写真が生活の一部に溶け込み、楽しまれる機会が増えている一方、従来型のフォトビジネスは岐路に立っています。
このような状況のもと、当社グループは中・長期的な成長のため、グループ経営へと大きく舵を切りました。
具体的にご説明すると、「顧客・ドメインベース経営」という考え方を導入いたしました。「ドメイン」というのは事業領域のことで、当社の事業領域を「カメラ&リユース」「イメージング」「撮影・フォトグラファーソリューション」「ライフ」の4つに分類。そして、4つのドメインをまたぐ形で「カスタマー・エクスペリエンス プラットフォーム(CXPF)」を設置しました。各社に散らばっていた事業をドメインごとに集約。効率化を図るだけでなく、英知を結集して顧客価値創造を担い、各ドメインの成長を目指します。また、顧客体験のプラットフォームであるCXPFが店舗・ECサイトを拠点として顧客提供価値を高めてまいります。
また、グループ経営への移行とあわせて、グループステートメントを刷新いたしました。
ビジョンとして掲げていた「世界を代表するフォトライフ・カンパニー」から、ありたい姿として「世界にかけがえのないフォト&ライフ・カンパニー」への進化を目指します。フォトライフから、フォト&ライフへ。写真と思い出を育む事業に加えて、写真を扱うことで培った我々の価値観、「大切なものを大切にしたい思い」を向ける先として、人々の暮らしと人生の豊かさを支える事業を育み、世の中にかけがえのない存在となることを目指してまいります。
当社グループは、1934年に「キタムラ写真機店」を高知で創業して以来、90年以上にわたって写真文化に向き合ってまいりました。フォト&ライフへと事業領域を広げた現在も、「大切なものを、大切にしつづけられる」ことに貢献する企業として、20年後もお客さまの信頼を得て期待される存在でありたいと切に願っています。