KIZUNA 2026 / 03 / 11
サステナ NEWS

最近では小学校の授業でも取り上げられる「Sustainability(サステナビリティ)」。キタムラ・ホールディングス グループで一番サステナについて想いを馳せている(?)サステナ担当Kが、直近のグループのサステナニュースをお伝えします。

キタムラ・ホールディングス グループは、2022年度から継続して月に1回、サステナビリティ推進月例会を開催しています。グループ各社からサステナビリティ推進メンバーが、オンラインも含めて集合し、今後のサステナビリティ活動について情報交換や勉強する場として開催されています。

2026年2月度は、「第1回介護離職防止セミナー」を開催しました。社外から介護問題の専門家をお招きし、介護離職を防ぐための職場環境について、サステナ推進メンバーと各社人事部門の社員にご説明していただきました。
「介護離職防止」というテーマは、非常に密度の濃いテーマのため、2月・3月の2か月連続開催します。今回はその前半のレポートをお届けします。

セミナー講師

講師:株式会社Salud 代表取締役 中浜 崇之氏 
プロフィール
介護福祉士として現場職員や施設長、デイサービスの立ち上げなどの管理職として16年勤務経験。『自分らしく死ねる社会の実現』を目標に様々な活動を行う。介護職の様々な垣根を越えて対話する場『介護ラボしゅう』を主宰。また『NPO法人Ubdobe』の理事として福祉のポジティブな視点での発信と福祉の担い手の増加に向けて様々な活動を行い全国で講演活動や講師なども勤める。

【第1回】介護離職防止セミナー:「早期相談の大切さ」
〜介護をジブンゴトとして捉え、最初の一歩を踏み出す〜 

【Part1】ある日突然やってくるのが『介護』

・介護が必要になる主な要因
要介護となる原因の40%が脳に関係する疾患(脳卒中18%、認知症16%)です。
一方で、がんは意外と少なく2%台となっています。
また、働き盛り世代を中心に年間10万人超が介護離職を余儀なくされています。

・介護離職の現状と心構え
 介護期間は平均5年程度ですが、いつまで続くかわからないという先の見えない不安が伴います。子育てと異なり、周囲に経験者が少なく相談しにくいという課題もあります。

・家族介護による変化
 仕事のパフォーマンス低下は、個人だけでなく組織にとっても大きな損出につながります。
「一人で抱えない」「早期相談」「役割分担」「頑張りすぎない」ことが不可欠です。

【Part2】地域支援センターの活用と対応策

・「何をすればいいかわからない」への回答
まずは「地域包括支援センター」「市区町村窓口」への相談から始めましょう。介護に関する情報は多岐にわたりますが、窓口では幅広く相談が可能です。

・相談のステップ
電話相談から始められます。なお、要介護認定の取得には1か月程度かかるため、早めの動き出しが肝心です。

・「外に依存する」介護の推奨
介護を自分だけ、家族だけで完結させず、会社、地域住民そして専門サービスを積極的に利用し、外部のリソースを活用する姿勢が重要です。

【Part3】管理職だけでなく職場でできることはなにか

・介護と仕事との両立、その背景
働きながら介護をしている人の比率は10年前と比較して約7%程度増加しています。介護の専念の精神的、経済的負担とキャリア喪失への危機感がその背景にあります。

・職場での環境整備 3つのすべきこと
①「辞める前に相談してもらえる関係」をつくる。
②    介護は突然始まる前提で考える。
③「頑張れ」ではなく「一緒に考える」スタンスを持つ。

・介護離職は突然ではなく、必ず“予兆”があり、管理職は気付きが必要
就業状況の変化の把握、定期面談で「ご家族の状況」も自然に聞くなどのケアが必要です。

・まず“制度の説明”をすることからスタート
例)介護休業・介護休暇、働き方の提案(時短勤務・フレックス等)有給の使い方の選択肢を説明するようにする。一般的に従業員は、意外と制度を知らないことが多く、「選択肢がある」と伝えるだけで安心度が変わります。

・続ける前提で考える事
“永久変更”ではなく“期間限定”の一時的な働き方を検討する。
「介護は特別じゃない」という空気づくり。「戻ってこれる職場」が本当の支援となります。

職場で必要なことは、
『介護を解決すること』ではなく、『仕事を続けられる環境を一緒につくること』

【質疑応答】

自治体によっては支援団体が無い地域もあるのではないか。

名称は異なりますが各地域に支援団体はあので、問い合わせることからまずスタートしていくことが大切です。

親への介護に対しての相談など相手に対して不快にしない方法論があればお教えいただきたい。

自分の親でもヒアリングをかけるのはタイミングが必要です。例えば、今日こんな研修を会社で受けたけど、実際の親の介護経験を聞くように促して体験を話させてから、自分の希望などを話しやすい環境を作るなどの工夫が必要となります。実際の同僚の介護の状況の話などを事例に話し始めて、親の介護への知識や要望を聞きだす形が良いでしょう。

介護対応を一人で頑張りすぎないというキーワードがあったが、親の立場から見てやはり子供に介護をしてもらうべきと思う人が多いかと思うが、その場合の外部に頼る場合の説得方法はどのような方法論があるのでしょうか。

親の介護を家族で対応することによるマイナス要因は、どのようなことがあるのかを説明することから始めるのが良い。家族の介護対応による金銭面の問題とその介護方法の選択肢の状況など話し合う必要があります。逆に家族に介護されることを嫌がる被介護者もいるので、まずは話し合いの場を作ることが大切です。

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