KIZUNA 2025 / 09 / 24
U-30界隈 写真のホンネ

episode.03-1

【カメラ・スマホ編 前半号】趣のあるカメラ写真と、SNSに載せる前提のスマホ写真

「Z世代のSNS利用」「若者の平成ブーム」といった情報で溢れていますが、実際の20代はSNS離れが加速していたり、平成ブームは一部で賑わっていたりと、一般認識とは異なるかもしれません。
「20代のホンネ」を知り、理解を深めることを目的として企画されました。

今回は、普段写真を撮る機会の多い3名にお集まりいただき、カメラを使う方・スマートフォンを使う方それぞれに、カメラとスマホの違いや魅力、撮影する際のこだわりをうかがいました。

PROFILE

藤元 道生さん(人物画像)

藤元 道生 さん

MICHIO FUJIMOTO

ラボネットワーク 営業部

幼少期から、家族で集まるときはカメラで写真を撮っていたため馴染みがあり、デジタル一眼レフからフィルムまで数台持っている。出掛けるときに持ち歩いたり、1人で撮影へ行ったりしている。

田中 愛莉さん(人物画像)

田中 愛莉 さん

AIRI TANAKA

ピックハイブ 営業部

高校生のときにカメラが流行しミラーレスを購入したが、現在は使用していない。スマホ撮影にはこだわりがあり、SNSへ載せることを前提に構図を考えたり、加工をしたりしている。

江口 爽さん(人物画像)

江口 爽 さん

SAWA EGUCHI

キタムラ・ホールディングス 人事部

新卒1年目で、大学生のときに初めてカメラを購入した。旅行や大人数で集まるときはカメラを持って行くが、普段はスマホで写真を撮ることが多い。

みなさんはカメラを持っていますか

藤元:高校生くらいからカメラを始めて、数台持っています。このカメラは、僕が大学進学で関西へ行くときに、父からもらったものです。キヤノン EOS Kiss X7iは入門機で、ボタン操作やメニュー選びなど使いやすく今でも愛用しています。

江口:早くからカメラを使っていたんですね!カメラを始めるきっかけはありましたか?

藤元:幼少期から家族で写真を撮る文化があり、カメラにはとても馴染みがありました。毎週この曜日は家族みんなで映画を見ようとか、サッカー日本代表の試合は集まって見ようとか家族デーがあって、その日は家族全員で写真を撮ることがルーティーンになっていました。
余談ですが、キタムラ・ホールディングスの最終面接ではカメラを5台くらい持って行って、「カメラ大好きなので入れてください!」とアピールするくらいカメラが好きです!(笑)

江口:えー!すごいですね!そんな方が面接に来たら、忘れられないと思います。
私は、コンデジを2台持っています。元々カメラは持っていなかったのですが、大学4年生のときにアメリカへ行くことになり、なんとなく「良いカメラで写真を撮りたい」と思い買いました。カメラを買うのは初めてだったので、フリマアプリで状態の良いものをめちゃくちゃ探しました!コンデジのレトロなガサガサ感が可愛くて、画素数はスマホでいうとiPhone3Gくらいかなと思います。

田中:高校生のときにカメラが流行って10万円くらいするミラーレスを買ってもらったのですが、充電コードを無くしてしまってからは全く使っていないです。私の場合は、写ルンですやコンデジなど手軽なカメラが流行っているからこそ、あえて使わないようにしています(笑)
今はスマホでもかなり綺麗に撮れるので、「スマホで良くない?」という気持ちもあります。

どのようなときに写真を撮りますか

藤元:出掛けるときは基本的に、カメラを持ち歩いています。宮崎出身なのですが、東京の街は歩くだけで常に面白いものがあるというか、カメラで撮りたくなる瞬間がたくさんあります。新宿のビルや建物を見ると、今でも「すごいなぁ」と思います。
スマホは、飲み会中にパシャっと撮るときに使っています。思い返してみると、人と一緒にいるときはスマホで撮ることが多いかもしれません。

江口:私も藤元さんと似ていて、記録用のような日常写真はスマホで撮影することが多く、旅行や大人数で集まるときは、カメラを持って行きます。最近でいうと、定期的に開催される新卒1年目研修の日はカメラを持って行きました。2年目の先輩たちが、同期で集まるときにカメラで写真を撮っていると知り、私たちも真似しています。

田中:私はスマホしか使わないのですが、作ったご飯や愛犬など毎日のように写真を撮っています!友達と出掛けたときは、その子や自分の写真を数十枚連写して良い感じの1枚をSNSに載せるので、スマホのカメラロールには4万枚ほど保存してあります。それも、大学生のときにデータが消えてしまったので、約5年で4万枚撮影したと考えるとすごい枚数ですよね。
消えてしまったデータの一部は、Instagramのアーカイブに残っていたので助かりました。SNSは本当に神だと思います(笑)

カメラ・スマホの魅力を教えてください

江口:昔から「一つの用途専用の機械」が好きで、カメラは撮影専用の機械であり、余計な機能がついていないところが良いなと思います。スマホはカメラが一機能として備わっているだけで撮影をする専用の機械ではないので、特別な日はカメラで撮るようにしています!

藤元:カメラは、一人の世界観を表現できるというか、モノローグのように自分の感性と向き合うことが出来るので好きです。自分を表現したいけど文章や絵では伝えられないことも、写真を通してならば伝えられると感じます。気分が晴れずにむしゃくしゃするときは、カメラを持って外へ行き、とことん自分と向き合っています。
そして、やっぱりシャッターを切る瞬間って気持ち良いなと思うんです。シャッターを切り、日常の奇跡的な瞬間や偶然を写真に収めることで、非日常に感じることができます。少し話が膨らみますが、サッカーの試合で思いっきり打ったシュートが奇跡的に決まるみたいな、そういう快感に近いところがあります。

田中:たしかに偶然の瞬間を綺麗に撮ることは難しいなと思います。そもそも、カメラを持ち歩くこと自体が素敵だなと思っているのですが、私はめんどくさがり屋なので持ち歩くことも億劫になってしまいます…。でも、こうして写真を見ると、スマホでは出せない味があるというか、カメラって良いなと思います。

藤元:反対に、スマホ写真の魅力やこだわりも知りたいです!

田中:スマホでも綺麗に撮れますし、やっぱりSNSに載せることを前提で写真を撮るには、スマホと相性が良いなと思います。
Instagramのストーリーにぴったり収まるよう、比率は16:9の縦向きでしか撮りません。4:3でも良いのですが、ストーリーへ載せたときに上下の余白ができてしまうので、なるべく16:9で撮るようにしています。昔のInstagramは比率が1:1のため正方形で撮るなど、「SNSに載せたときに可愛いか」を意識して撮っています!Instagramアプリだと、写真を撮って保存して…を繰り返す必要があるのですが、iPhoneカメラは連写できる点も良いなと思います。

江口:こだわりがすごいですね!
iPhoneのカメラでおしゃれな写真を撮るには、どうしたら良いですか?

田中:グリッドを出すのがおすすめです。グリッドとは、iPhoneカメラの画面を9等分にしてくれる補助線なんですけど、真ん中の四角に撮りたいものを収めるようにすると、すごく綺麗に撮ることができます。周りの余白がちょうど良く、Instagramに載せると良い感じになりますよ!

田中:あとは、加工も大切です。基本ノーマルのiPhoneカメラで撮影して、Instagramの統一感が出るように、後からコントラストや彩度などを調整しています。犬や人の後ろ姿、景色などはノーマルのiPhoneカメラで撮っています。自撮りは加工アプリを使って撮ることもありますが、ノーマルで撮って後から加工するのが、ナチュラルに一番盛れます!
加工アプリで写真を撮るときは、プリクラのように別人かと思うくらい顔が変わってしまうのは嫌なので、最近だと「Meitu」という中国のアプリを使っています。iPhoneモードという機能が流行っていて、すごく自然だけどめちゃくちゃ盛れます!元々無料で使い放題だったのですが、人気が出すぎたのか無料版だと回数制限がかかるようになりました。ピックハイブの「Photomatic」もそうですが、「加工感なく自然に盛る」がブームかなと思います。

江口:「Meitu」のiPhoneモード、ぜひ試してみたいです!写真を通して「できるだけ等身大の自分を見せたい」というブームは素敵なトレンドですね。 

  

インタビューにご協力いただいた藤元さん、田中さん、江口さん、ありがとうございました!
今回は、どのようなときに写真を撮るのか、カメラ・スマホそれぞれの魅力をうかがいました。カメラでしか出せない趣や味わい、スマホ写真はノーマルや加工なしが流行っているなど、20代ならではのホンネを知ることができました。
次回は、みなさんが撮影した写真の紹介や、写真を撮ることが好きな理由についてうかがいます。

「【U-30界隈 写真のホンネ】カメラ・スマホ編 後半号」もお楽しみに!

\SHARE/

RECOMMEND ISSUE

\あわせて読みたい/

BACK NUMBER

\バックナンバー/

PICK UP

\オススメ記事/

トップへ戻る