カメラのキタムラが子どもたちに提供した、フィルムカメラでサステナビリティを学ぶ体験
最近では小学校の授業でも取り上げられる「サステナビリティ」。自然環境の保護や貧困や差別、人権侵害などを解消することで循環型の社会を目指す考え方だが、キタムラ・ホールディングス グループでは、どのようにサステナビリティ活動に取り組んでいるか、未来に向けて社会を存続させ、より良い世界を目指すためのさまざまな施策を取り上げます。
8月8日は2023年に日本リユース業協会が制定し、日本記念日協会より認定を受けた「リユースの日」です。「リユースの日」は、“モノが人から人へと循環し続ける無限(∞)のサイクル”を象徴する「8」の字が並ぶ8月8日に制定されました。
近年、学校教育の現場でもSDGsや循環型社会について学ぶ機会が増えています。しかし、リユースの価値やモノを大切に使うことの大切さは、実際に体験することでより深く理解できます。カメラのキタムラは昨年に続き、今年も小学生とその保護者を対象とした「リユースの日」イベントへ出展。フィルムカメラ体験を通じて、「使わなくなったモノを次の人へつなぐ」というリユースの考え方を、実際に見て、触れて、体験しながら学べる機会を提供しました。今回は、カメラのキタムラが取り組む「体験を通じたサステナブルな学び」をご紹介します。
約50年前のカメラが、サステナを伝える先生になる。
子どもたちが体験に使用するのは、1978年に発売されたフィルムカメラ「ニコンFE」。現在は製造を終了していますが、当時、多くの写真愛好家に親しまれた名機です。イベントで使用した15台のニコンFEは、お客さまから買い取ったカメラを、新習志野にあるキタムラのリユースオペレーションセンターで一台ずつ点検・整備したもの。初めてフィルムカメラに触れる子どもたちが安心して体験できるよう、同じボディ・レンズの組み合わせでそろえました。
買取から点検・整備、販売までを自社で一貫して行うキタムラだからこそ、リユース品を次のお客さまへ届けるだけでなく、新たなかたちで活用することができます。今回、ニコンFEが担うのは、子どもたちに写真の楽しさや、モノを大切に使うことを伝える“教材”としての役割です。
約50年前に生まれたカメラを介して、写真とリユースの魅力を次世代へと伝えています。
見て、触れて、撮って学ぶフィルムカメラ体験
今年は「50年前のフィルムカメラで撮影体験」と題し、初日は1回30分、全5回の教室を開催しました。12時からの初回は、カメラのキタムラの教室がいち早く定員に達し、13時を過ぎる頃には、この日に予定していた全5回が予約で満席となりました。
教室の前半は、まず子どもたちだけでリユースやフィルムカメラについて学ぶ時間。「このカメラもリユースされたものなんだよ」という話から始まり、カメラの持ち方やピントの合わせ方など、撮影に必要な基本操作を学びました。
フィルムカメラには、フィルムを装填して撮影後には巻き戻して取り出すという、デジタルカメラにはない工程があります。初めて触れる子どもたちにとって難しい作業は、スタッフが一人ひとりに寄り添いながらサポートしました。スタッフが24枚撮りのフィルムを装填したら、いよいよ約15分間の撮影体験へ。
撮影体験では親御さんも加わり、子どもたちはカメラを手に会場内を自由に歩きながら、思い思いの一枚を撮影。会場には撮影を楽しめるように、おもちゃなどの被写体やキラキラとした背景も用意しました。子どもたちが親御さんを撮ったり、今度は親御さんがお子さんを撮ったり、スタッフがカメラを預かって家族写真を撮影したりと、家族みんなで写真を楽しむ時間が生まれていました。
一枚ずつシャッターを切る感覚や撮った写真をその場で確認できないことも、フィルムカメラならではの体験です。体験後、子どもたちからは「カメラが重かった。力持ちにならないと!」「楽しかった!24枚ぜんぶ撮れた!」といった声も。親御さんからも「フィルムカメラで撮影するのは初めて。実際に触ってみて、“ピントを合わせる”ということがよく分かりました」といった声が聞かれ、親子でフィルムカメラを楽しむ様子が見られました。
また、親御さんにカメラのキタムラのブースを選んだ理由をうかがうと「普段からスマートフォンでよく写真を撮っているので、カメラでも撮ってみたいと子ども自身が選びました」という声が多く聞かれました。
スマートフォン、デジタルカメラ、フィルムカメラ。撮影する機器や写真の残し方は時代とともに変わっても、「写真を撮ることが好き」という気持ちは変わらないのかもしれません。子どもたちの声や表情から、これからの写真文化につながる新たな可能性を感じることができました。
最後に
昨年に続き、今年もフィルムカメラ体験教室で講師を務めた、カメラのキタムラ 営業グループの樺山 眞琴さんに、イベント開催への想いをうかがいました。
樺山
「初めてフィルムカメラに触れるお子さまがほとんどで、最初は見た目の珍しさや、持ったときの重さに驚いていました。それでも積極的にカメラに触れ、短い時間の中ですぐに撮り方や構え方を覚えていく姿が印象的でした。
撮影が始まると、会場に用意した背景を使ったり、自分の持ち物を被写体にしたり、自撮りに挑戦したりと、子どもたちならではの自由な発想で夢中になって撮影してくれました。私たちスタッフにとっても、新たな発見がたくさんありました。
体験後のアンケートでは、「お誕生日プレゼントにこのカメラが欲しいと思った」という声もあり、フィルムカメラの楽しさが伝わったことを実感でき、とてもうれしかったです。
フィルムカメラは、フィルムを巻き上げる感覚やシャッターの音など、一つひとつの操作を自分の手で行うからこその魅力があります。撮影して終わりではなく、ぜひお店で現像して「どんな写真が撮れていたかな?」という答え合わせまで、ご家族で楽しんでいただきたいです。
今回の体験を通じて、新品を買うだけではなくリユースカメラという選択肢があること、そしてリユースカメラだからこその面白さや可能性も伝わったら嬉しく思います」
昨年に比べて出展企業・団体も増え、さらに広がりを見せた今年の「リユースの日」イベント。さまざまな企業・団体がそれぞれの強みを生かした体験を届ける様子からも、リユースへの関心の高まりが感じられました。
カメラのキタムラもリユース業界の一員として、同業他社とともにリユースの魅力や価値を広く伝え、業界全体を盛り上げていきます。
約50年前に発売されたフィルムカメラが、キタムラの手で整備され、今度は子どもたちに写真の楽しさを伝える“先生”に。カメラを次の世代へつなぐ。そして、写真を楽しむ気持ちも未来へつないでいく。
カメラのキタムラはこれからも、私たちだからこそ提案できる写真体験を通じて、次の世代へ学びや楽しさを届けていきます。
「リユースの日に寄せられたメディアからの注目記事もご紹介」
カメラ&リユース本部 リユース部長 平賀 元晃さんが取材を受けました。
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