KIZUNA 2025 / 07 / 30
U-30界隈 写真のホンネ

episode.02-1

【写真活用編】自分の「好き」をカタチに残し、記録する

「Z世代のSNS利用」「若者の平成ブーム」といった情報で溢れていますが、実際の20代はSNS離れが加速していたり、平成ブームは一部で賑わっていたりと、一般認識とは異なるかもしれません。
「20代のホンネ」を知り、解を深めることを目的として企画されました。

撮った写真をデータで保存するだけでなく、SNSにアップしたりアルバムにまとめたりと、写真を活用して自己表現している3名にお集まりいただきました。今回は、撮影した写真をどう活用しているか、どのように人へ共有しているかをうかがいます。

PROFILE

小林 美千代さん(人物画像)

小林 美千代 さん

MICHIYO KOBAYASHI

ラボネットワーク 販売促進部

10年前からコスプレをはじめ、現在は趣味で自費出版物を制作。作品のストーリーを考えて、セット・衣装・撮影カット・ポーズなどを自らディレクションしている。

山口 りあさん(人物画像)

山口 りあ さん

RIA YAMAGUCHI

フォトクリエイト プロフォト部

フリーランスのカメラマンとしても活動。女性の作品撮りをメインに、モデルさんがどうしたらより綺麗に見えるかを研究している。SNSを通じて被写体を募集することも多い。

若海 萌さん(人物画像)

若海 萌 さん

MOE WAKAUMI

しまうまプリント 出版グループ

アルバムやポートフォリオの作成、部屋に写真を飾ることが好き。SNSは週に2回程度投稿し、友人に向けた近況報告のために使っている。

みなさんに写真を活用した作品を持ってきていただきました。ご紹介いただけますか?

若海:大学生時代にデザイン学科で作成した絵や空間デザインなどをまとめた作品集と、大学生時代に可愛く撮れた友人と私の写真をまとめたものです。

山口:素敵ですね!モデル撮影をされているんですか?

若海:いえ、モデル撮影ではなく 、日常の写真をまとめました。
写真はどれも厳選しているので、可愛い写真が詰まっています!

小林:かわいい…!
普段から、自分の写真を一冊にまとめたりするんですか?

若海:自分用のフォトブックを作る機会はあまり無いですが、友人や身近な人へのプレゼントとしてはよく作っています。旅の記録をまとめたり、思い出を振り返ったりします。
あとは、フォトブックは作らなくても、自分の写真を撮影してもらうことは多いですね!先週も同期と遊びに行ったのですが、写真を撮り合う時間もありました。携帯の裏にチェキを入れたり部屋に写真を飾ったりと、撮った写真をカタチに残すことが好きです。

山口:フォトブックでは無いのですが、私も撮った写真をカタチにすることが好きです。旦那さんと一緒に撮った写真をリビングに飾ったり、チェキに印刷して紐でぶら下げて飾ったりしています。

みなさん写真をカタチにされているんですね!撮影した写真は、SNSにもアップされますか?

山口:私は、プライベート用アカウントと仕事用アカウントを持っていて、プライベート用アカウントでは旦那さんとの写真などを載せています。
仕事用アカウントでは、フリーランスのプロカメラマンをやっているので、仕事で撮影した写真を載せています。今後は新しい撮影分野も広げるため積極的にアカウントを動かしたいと思っています!

小林:私も趣味用アカウントとプライベート用アカウントがあります。趣味でコスプレをしているので、撮影してもらった写真を投稿したり、プライベート用アカウントでは娘や自分の近況報告をしたりしています。
以前photobaseで娘を撮ってもらったのですが、その写真は鍵付きで知り合いだけのアカウントに載せました。大学から運用していて、個人的な内容を載せるメモ書きのような感覚です。せっかく可愛く撮ってもらったので、親しい友人には見てもらいたいなと思います!

山口:えー!コスプレされるんですね!私はコスプレイヤーさんの写真も撮っているのですが、キャラクターやストーリー、衣装は自分で考えているんですか?

小林:はい、すべて自分で考えています!例えばこの作品は、好きなメイド服専門店のオリジナルで一目ぼれをしました。この青いメイド服が主役の作品を作りたいと思い、ストーリーを考えました。服を主役にと言っても色々な撮り方があり、何もない真っ白なスタジオで服が映えるようにするのか、アンティークが置いてあるスタジオで雰囲気を大切にするのかなど。今回は、幼い少女が不思議の国に迷い込む「不思議の国のアリス」っぽい雰囲気で撮りたいと思ったので、アリスらしさのあるスタジオを探して撮りに行きました。

小林:普通のメイドさんであれば、椅子に座るカットは無いと思うんですけど、アリスは少女なので可愛らしいポーズにしてみたり、お洋服を一番かわいく見せるために、スカートのボリュームが伝わるようなポージングをしてみたりしました。今回は専門店で衣装を購入しましたが、自分で衣装を作ることもあります。
コスプレしたい二次元のキャラクターがいるときは、大体衣装が売っていないので寸法を測るところからはじめて、夜な夜な縫っています。

若海:自分で作るなんて凄すぎます!昔から裁縫は得意だったんですか?

小林:元々ものづくりが好きで、大学では家政学部でした。1年生のときは衣食住を平たく学び、2年生からは食の道へ進んだので、裁縫は本当基礎だけですね。ただ裁縫が好きなので、衣装作りの時間はとても好きです。

山口:こだわりが詰まっていて素敵すぎます。いつか撮影させていただけたら嬉しいです…!

小林:ぜひ一緒に作品を作りたいです!よろしくお願いします!

           

インタビューにご協力いただいた小林さん、山口さん、若海さん、ありがとうございました!
今回は、写真の活用方法についてうかがいました。撮影した写真をフォトブックにまとめる方、インテリアとして部屋に飾る方、SNSにアップする方、などさまざまな方法でカタチに残し周りの人へ共有していらっしゃるようです。みなさん「写真を撮る・撮られることが好き」という共通点があり、こだわりが詰まった選りすぐりの写真をカタチに残されていました。写真は、撮るだけでなくその後どう活用するか、どう人へ共有するか、楽しみ方は人それぞれですね。
次回は、今回お話にあがった「SNSにどんな写真を投稿する?」「SNSのメリット・デメリット」などSNSにまつわるホンネをうかがいます。

次回は「U-30界隈 写真のホンネ 【SNS編】」です。お楽しみに!

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