
「推しフォトスポット」はキタムラ・ホールディングス グループ従業員が推薦する全国各地の撮影地をご紹介。絶景や季節の風景と撮影ポイントを掲載。撮影計画にぜひお役立てください。
橋と海と自転車と。ここだけの特別な風景が待っている
ラボネットワーク 野入 拓也さん

「SHIMANAMI EHIME」の大型オブジェの撮影スポットをご紹介します。
愛媛県今治市にあるサイクリングターミナル「サンライズ糸山」は、しまなみ海道の今治陸地部と大島を結ぶ巨大な吊り橋「来島海峡大橋」の四国側に位置しています。今治市街地やJR今治駅からは約6kmほど離れていますが、海沿いの小高い丘「糸山」の上にあるため、眼下に広がる瀬戸内海と雄大な橋の景色を一望できる絶景スポットです。
サンライズ糸山の駐車場に「SHIMANAMI EHIME」の大型オブジェが設置されており、来島海峡大橋をバックに自転車と一緒に写真が撮れる人気のフォトスポットになっています。晴れた日の午前中は逆光になりにくく、白く輝く吊り橋とオブジェをバランス良く撮影できます。特に広角レンズがあると、橋のスケール感と瀬戸内の海の広がりをしっかりと収められます。日中の風景はもちろんですが、夜のライトアップも美しく、時間帯によって違った表情を見せてくれます。ただし、人気のスポットゆえにオブジェ前は撮影待ちになることが多いです。駐車場も限られているので、特に休日やサイクリングのベストシーズンは早めの到着がおすすめです。また、来島海峡大橋は風の影響を受けやすいため、強風時は自転車の通行が規制される場合があるので事前のチェックは必須です。
しまなみ海道は、広島県尾道市から愛媛県今治市まで約60 kmで、瀬戸内海の島々を6つ経由、橋でつながる車道と自転車・歩行者道併設のルートです。通行には一部、階段やアクセス路などを含めて自転車ルートの全長は約70 kmになります。全橋に歩行者・自転車通路が整備されており、尾道大橋を除いて渡船は不要です。橋の上からは青い海と緑豊かな島々、そして瀬戸内らしい穏やかな風景を楽しむことができます。サンライズ糸山では電動アシスト付きのレンタサイクルも充実しているので、体力に自信がない方でも安心してチャレンジできます。
ちなみに、2年に一度開催される「サイクリングしまなみ」では、普段は走れない高速道路の本線上を自転車で走行できる貴重な体験ができます。そのイベントには、グループ会社のフォトクリエイトのALL SPORTS communityが公式カメラマンとして入っていて、走行中の自分の姿をプロに撮ってもらうこともできます。
私は普段、車やレースの写真を中心に撮影しています。F1の市街地レースが行われるモナコのような場所にいつか行ってみたいという夢を持っていますが、このしまなみ海道の壮大で美しい景色はそれに負けないくらい魅力的です。ぜひ、サイクリングやドライブの途中に立ち寄って、この絶景を写真に収めてみてください。


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