前半号では、どんな瞬間を撮り、どんな気持ちで写真を残しているのかをたどってきました。後半号では、スマホやパソコンにどれくらい写真がたまっているのか、どのように管理しているのかなどに焦点を当ててお話を伺います。デジタル保存の便利さの一方で、整理しきれないことへの戸惑いや不安、見返しづらさといったリアルな声もご紹介!データとして残す写真と、プリントやアルバムとして形に残す写真の違いにも触れながら傾向を探ります。
PROFILE
内藤 榛菜 さん
HARUNA NAITO
ピックハイブ フォトスタジオサービス事業部
学生のころからSNSへ載せる写真にこだわってきた。入社後カメラにも興味を持つようになり、今年はinstax mini Evoを購入。同時期に両親からコンデジのお下がりを貰い、愛用している。より本格的な写真を撮りたくなり、一眼レフの購入を検討中。
牧野 暢生 さん
MASAKI MAKINO
キタムラ 人事部
高校時代からカメラを持っている、大のカメラ好き。風景に溶け込む飛行機や、水族館でのクラゲ撮影、街中スナップなど。幅広く被写体を追いかけている。
ライフワークは一年間で撮った写真を翌年のカレンダーにすること。
佐藤 彩海 さん
AMI SATO
カメラのキタムラ
高校生のときに友だちとテーマパークへ一眼レフを持って撮影したことをきっかけに、日常でも風景や人物の撮影をするようになる。最近は動物園や水族館に行って動物たちのかわいい瞬間を切り抜くことが楽しみ。夢は全国の動物園・水族館を撮影して回ること。
皆さんのスマホには、いつからの写真が保存されていて、枚数はどのくらいありますか?
内藤さん:私は約2万枚です。端末が2台あるので、単純計算で4万枚くらいかな。一番古いのは2019年くらいですね。
牧野さん:私も1万8千枚くらいですね。高校生の時にスマホを持ったので、そこから残っています。中学生の頃の写真は少しだけ。一番古いのは10年前くらいの短期留学のときの写真ですね。カメラで撮った写真は10万枚くらいあるとおもいます。父がカメラ好きなこともあり、幼少期の写真は実家にたくさんあるので、もっと枚数が増えるかもしれません。
佐藤さん:私は高校生の頃からのデータがずっと残っています。2020年から使っているiPhoneに2万枚、それより前の高校時代の写真はGoogleフォトに入っているので、合わせるともっとあると思います。
かなりの枚数をデジタル保存されていますが、困ったことはありますか?
内藤さん:昔の写真がダウンロードできない状態になったことがありました。そのときはかなり焦りましたね。最終的にはデータはすべて戻ってきたのですが、しばらく見返せない時期があって不安でした。見られなくなったのは2019年頃の写真で、最初はぼやけて見えて、時間が経つときれいになるんですけど、その待ち時間が不安でした。デジタルを完全には信用できないな、と感じました。
牧野さん:僕は日付で管理しているので、自分の記憶と写真の日時がずれていて、なかなか見つからないことがあります。1年前だと思っていたら実は2年前だった、ということもよくあります。
写真の整理や保管は、どんなふうにしていますか?
佐藤さん:私は動物園や水族館によく行くのですが、そこで撮った写真はまとめてスマホに入れています。あとは訪れた施設ごとにフォルダ分けして保存しています。あまり細かく消したりするタイプではないので、課金をしてストレージの容量を増やし続けています。年に1回はSDカードの写真をひとまとめにハードディスクに保存して、SDカードの中身をリセットにしてから新年を迎えるようにもしています。
牧野さん:1年ごとの整理、素敵ですね。僕は一度パソコンのストレージに入れて、外部SSDやハードディスクにも保存しています。また、編集したいものや、スマホに入れたいものだけを選んで移しています。編集は色味を自然に整える程度です。

内藤さん:私は、カメラで撮ったものは一度スマホに移して、用途別にフォルダ分けしています。旅行先ごとや、SNS用の動画素材用などですね。ただ、SDカードを抜いて作業するのが少し面倒で、フォルダ分けを後回しにしてしまうこともあります。
PCに移すのが主流かと思っていましたが、スマホでも管理ができるのですね。撮影してすぐに整理したほうが記憶も鮮明でよいかと思うのですが、すぐに着手できるものでしょうか。
内藤さん:撮影した帰りの電車で整理するように心がけてはいますが、疲れていると難しいこともあります。そんな時は、次の日か、遅くても1週間以内にはやるようにしていますがたまってしまうこともあります。
佐藤さん:私は早く見たい派なので、帰りの電車でSDカードをスマホに差して選別しています。友だちにも当日か遅くても次の日には、高画質のまま送っています。
内藤さん:カメラで撮った写真をすぐにもらえるのはすごく嬉しいですよね!佐藤さんのお友だちがうらやましいです!
デジタル保存の話が続きましたが、逆に、プリントやアルバム作りについても聞かせてください。
内藤さん:これはプレゼントでもらった手作りのアルバムです。誕生日にもらって、見返すのがすごく楽しくて何度も見ています。デジタルではないからこその温かみがありますし、当時の思い出が鮮明によみがえります。私自身も、卒業式や友だちの誕生日、結婚した友人への贈り物として、アルバムを作ることが多いです。

佐藤さん:私は社会人になるタイミングで、ディズニーが好きな友だちと数年分の画像をまとめてフォトブックを作ったことがあります。「5年ごとにまた作ろう」と話をしています。

形に残すって素敵ですね!聞いていると、人からもらった写真やアルバムは嬉しいのに、自分のために作る頻度は少ない気がします。それは、手間やお金の問題なのか、「データで十分」という感覚なのか。価値は感じているのに、形に残すことが減っている理由が気になります。
牧野さん:いつでも見られるから、というのは大きいと思います。制限がないからこそ、「まあいいか」と後回しになるのかもしれません。
内藤さん:確かにいつでも見られたら、いつでもいいやと思ってしまうかもしれませんね。私は、きっかけがないと自分用にはなかなか作らないですね。労力がかかる分、優先度が下がってしまう気がします。
佐藤さん:私もです!相手に渡すものは優先しますが、自分の分は「また今度でいいか」となりがちです。自分のために使うエネルギーより、人に何かしてあげたい気持ちの方が強いのかも。

なるほど!相手のためという気持ちが原動力になっているのですね。最後に、ご自身の2025年ベストショットについて教えてください。
佐藤さん:私は、品川の水族館で撮った写真にしようと選んでおりましたが、先日それを上回る写真が撮れたのでこちらを共有します。赤ちゃんのハイラックスで、目線も合っていてとってもかわいいです!

内藤さん:ハイラックス初めて見ました!とっても可愛いですね!
私のベストショットはこの夜景の写真です。撮ったときは「きれいだな」と思っただけでしたが、SNSで紹介した際に海外のアカウントに取り上げられて少し話題になりました。それをきっかけに印象に残る一枚になりました。
実はもう一つあって、こちらは万博で撮った写真です。上から見た大屋根リングの風景が、世界が一つになっているように感じられて、行けてよかったと思いました。


牧野さん:僕は、狙って撮ったわけではないのですが、周りの反応がすごく良かった写真があります。
結婚式を挙げたのですが、妻が式場に入場してくる瞬間を撮ったもので、タイミングも構図も一番いいところで撮れました。写真は、フラワーシャワー後の様子ですが、こちらも2025年のベストショットです。カメラを挙式会場に持ち込むことをプランナーさんには驚かれましたが、カメラ好きとしては譲れなかったです。

皆さんのお写真、どれも素敵でした!これを機に、私もこだわりを持って写真を撮ったり見返したり、整理もしたいと思います!
今回の話を通して、写真の整理の方法やタイミングはそれぞれ異なりますが、見返す時間は共通して、撮った瞬間の気持ちや一緒に過ごしたことを思い出したり、誰かに想いを馳せたりする時間になっていることがわかりました。また、完璧な写真だけではなく、連射した同じような写真や失敗と思った写真にも、そのときの思い出があるので、整理のために写真を削除することが難しくなっているとも感じました。ぜひみなさんも、これをきっかけに写真の整理をしながら見返していただき、自分にとって大切な時間や人を思い出してみてください!
「【U-30界隈 写真のホンネ】写真整理編」は完結です。次回もお楽しみに!
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