KIZUNA 2025 / 12 / 17
KIZUNA NEWS

日本初・単一プライスのメガネショップ「弐萬圓堂」は、東日本に74店舗を展開

2025年10月にキタムラ・ホールディングス グループの仲間に加わったアコール株式会社。同社が北海道、東北、北陸・甲信越エリアで計74店舗を展開している「弐萬圓堂」の店舗をご紹介します。

一律価格でのメガネ販売を業界でいち早くスタート

弐萬圓堂の最大の特徴は、日本で一番最初に「単一プライス」でメガネ販売を始めたこと。その名の通りメガネ一式が2万円で購入できるブランドとして1993年に仙台でサービスをスタートし、世間から非常に注目を集めました。今では、新しく開発されたレンズや素材でできたフレームの販売にも柔軟に対応し、1万円から3万5千円程度まで、「この価格でメガネ一式をそろえることができる」というパッケージの販売を複数の価格帯で実現しています。

長年、仙台に親しみのある温かなスタッフのみなさんが出迎えてくれる「大和町店」

今回は、弐萬圓堂発祥の地である仙台の中でも、多くのお客さまに長年にわたってご愛顧いただいている弐萬圓堂 大和町店をご紹介します。お店のドアをくぐると温かい笑顔で出迎えてくれるのは大和町店の店長、大内 友利江さん。

大和町店で働き始めて約20年の大内さん
大内さん目当てにご来店されるお客さまも少なくない

大和町店にご来店されるお客さまはどのような方が多いですか?

「地元に長年住んでいらっしゃる方にご来店いただいており、年代としては40~50代の方がメインです。家族ぐるみで世代を超えてお付き合いをさせていただいているお客さまもいらっしゃいます」

弐萬圓堂のスタッフさんが接客において心がけていることはありますか?

「笑顔と元気です。こちらが笑顔で接客しない限り、お客さまに笑顔で帰っていただくことはできないと考えていますので」

どんなお店にしていきたいですか?

「メガネや補聴器の販売を通して、お客さまの生活を豊かにしていきたいと考えています。『よく見える』『よく聞こえる』という感覚に感動していただき、自然と笑顔になって帰っていただけるようなお店にしていきたいです」

「弐萬圓堂 大和町店」おすすめのオリジナルブランド3選

Perfect Fit

メガネの産地として有名な福井県の鯖江で作られたもので、フレームの形が特徴的。しなやかなバネ性と適度なフィット感を併せ持つジャパンクオリティのアイウェア。

NDセレクト

小型・軽量で充電して使用することができる補聴器。静かな環境で過ごす時間が長い方、少人数との会話が多い方におすすめ。

SHIZUI(四瑞)

スタイリッシュな形とお買い求めいただきやすい価格が特徴のアイウェア。立体的で存在感のあるデザイン。お洒落な専用ケース付き。

東日本大震災を乗り越えて

「弐萬圓堂というお店のことをお話する上で、2011年に起きた東日本大震災のことは切っても切り離せません。今営業している店舗はほとんど、震災の被害を乗り越えてきたお店です。とても大変な状況を一緒に乗り越えてくださった従業員のみなさまには今でも本当に感謝しています」と語るのは、専務の松井 政秋さん。

山形の弐萬圓堂でキャリアをスタートした松井専務

「仙台に本社機能を構える弐萬圓堂は、今から約15年前の東日本大震災の影響を大きく受けました。被災した当時は、自宅に帰れない方や、ご自身の家とご連絡が取れなくなった方も多かったです。また、本部機能が仙台にあったため、本社機能は3~4か月ほどストップ。お店の運営に不可欠な経理や物流機能が立ち行かなくなり、西日本にもあった店舗は撤退を余儀なくされ、震災で受けた影響は計り知れませんでした」

そんな多数の被害を受けている中でも、お店に訪れてくださるお客さまが多数いらっしゃったそうです。そのお客さまへの感謝と当時の状況についてお話してくださったのは、エリア長の中村 紘さん。

震災当時は西日本のお店で働いていた中村さん
故郷である東日本での被害の大きさに胸を痛めたことも

「歪んでしまったフレームを直しに来る方や、メガネをなくしてしまって新しいものを探しに来る方がいらっしゃって。大きな津波の被害も受けている状況下でもなお、お店に来てくださったお客さまに、何も対応しないという選択肢はありませんでした。そのときにある設備でできるサービスを提供し、自分たちにできることを探して対応する日々でした。

そういったお客さまの存在に支えられながら、社内でも再生プロジェクトチームが結成され、事業規模は縮小しながらも、今では通常通り店舗運営ができるようになりました。ありがたい限りです」

松井さん・中村さん・大内さんから、キタムラ・ホールディングス グループのみなさんにメッセージを預かりました。

商品やサービスのことを魅力的にお伝えすることに力を入れていらっしゃるキタムラ・ホールディングス グループのみなさまと手を取り、一緒に頑張っていけることが非常に楽しみです!どうぞよろしくお願いいたします!

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