KIZUNA 2026 / 03 / 04
KIZUNA NEWS

しまうまプリントで「AIを使った事業開発のワークショップ」を開催。その学びとは?

生成AIの活用が進んでいますが、開発の分野では手探りの状況が続いています。そんな中、しまうまプリントに所属する夛田 翔平さん、西田 克也さんを含む社内メンバーが、アマゾンウェブサービスジャパンが主催する AI-DLC(AI Driven Development Life Cycle) を実践するワークショップ「AI-DLC Unicorn Gym」に参加しました。AI-DLCとは、AIがたたき台をつくり、人がレビューと判断によって、開発を進める方法です。
「これは社内でも体験できるようにしたほうがいい」という参加メンバーの声をきっかけに、2026年2月4日(水)〜6日(金)の3日間、しまうまプリントで社内版AI-DLCワークショップを開催しました。参加者は24名。エンジニアに加え、マーケティング・商品企画メンバーも同席しました。

Inception → Construction をチームで回す

今回のワークショップは、AI-DLCの代表的な2フェーズを中心に3日間で実施しました。 Day1は Inception(意図→要件へ落とす)、Day2は Construction(要件→動くものへ)。Day3は成果物と学びを整理し、実務に適用するための次のアクションに落とし込みました。8名×3グループになり、AIへの指示・出力の評価・判断をその場で回しながら進めました。ポイントは、AIの出力を採用する・捨てる判断を速く行うこと。迷うときほど成果物を小さく分割し、レビュー可能な粒度まで落として前進します。

「AI-DLC Unicorn Gym」に参加した夛田さんと西田さんに加えて、社内版AI-DLCワークショップに参加した岩崎 尊興さん、遠藤 考洋さんに参加してみて学びになったことや今後に活かしたいことについてお話をうかがいました。

しまうま社内開催のきっかけを教えてください

西田:参加した「AI-DLC Unicorn Gym」がとても役に立ったので、社内メンバーにも体験してほしいと思ったことがきっかけです。特によいと感じたところは、単にAIで時短するという話ではなく、AIが先に作って人が判断する前提で開発フローそのものを組み替えるところです。社内開催では、普段の進め方に近い形で回せるように調整しました。

社内ワークショップでは具体的にどんなことをしましたか?

夛田: エンジニアとマーケティング・商品企画メンバーが一緒に、AIを介しながら模擬テーマの要件定義を行いました。一般的には企画が固まってから開発が合流することが多いのですが、今回は最初から同席して、AIが出すたたき台を見て 「この方向で進める・進めない」をその場で決めていきます。

進めるうえで、特に印象に残ったポイントはどこですか?

夛田:今回の進め方で特に印象に残ったのは、「レビューできる形」を先に揃えられたことでした。AIが私たちへ前提条件や不足している観点を問いとして提示してくれるので、抜け漏れの確認と言語化が高速に進み、早い段階で検証設計まで持ち込めました。

参加してみていかがでしたか?

岩崎:マーケティング・商品企画側の議論が理解しやすくなりました。AIは議論の途中でも成果物(文章や構造)をすぐ出してくれるので、「いま何を決めているか」 を見られたことが非常によかったです。普段は要件が固まってから合流することが多いので、よい体験でした。

遠藤:個人でAIを使うのとは違って、プロジェクト単位で 「AIに仕事を進めさせる」 ことが新鮮でした。モックの作成に関しても、依頼→作成の往復が少なくなった感覚がありました。AIがまずたたき台を出すので、人は修正と判断に集中できると感じました。

今後試していきたいことはありますか?

西田:ルーティン作業でのAI活用は慣れてきた一方で、新機能やデザインなど 「新しいものを生む領域」 はまだ改善の余地があります。今回のように、AIが先に案を出し、人が判断して磨くやり方を、いろいろな領域で試していきたいです。

夛田:事業が安定すると、新しいやり方はどうしても後回しになりがちです。だからこそ、まずは実務の小さなテーマで試してみることが大切です。うまくいった進め方を、チームの「いつもの手」として根づかせられるように、少しずつ広げていきたいと思っています。

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