KIZUNA 2025 / 11 / 14
KIZUNA NEWS

E2ケアホールディングス 安東社長インタビュー

「やらずに悔やむより、やって悔やむ」

今年10月にキタムラ・ホールディングス グループ入りしたE2ケアホールディングス。同社の代表取締役社長 兼 CEOとして経営の舵を取っているだけでなく、ビジョンメガネとアコールの代表取締役社長を務めるのが安東 晃一さん。グループ入りから約2カ月。E2ケアホールディングスとはどのような企業なのか、傘下の各企業にはどんな特色があるのかご紹介いただくとともに、メガネに対するこだわりから長年使い続けている愛用品まで語ってくださいました。

仕事の信条から愛用品まで、安東社長に10の質問!

E2ケアホールディングスの特徴について教えてください

メガネショップには、3つの代表的な業態があるのですが、それをすべて所有している唯一の企業がE2ケアホールディングスです。ひとつ目はお子さまからご年配の方までを対象として、幅広い層に商品サービスが提供できる――いわゆる総合メガネショップにカテゴライズされるのが「ビジョンメガネ」です。安心してご購入いただける地域密着型の店舗ですね。

2つ目が単一プライスショップで、アコールが運営している「弐萬圓堂」がそれに当たります。JINSや眼鏡市場など、今となっては当たり前となった「単一プライスのメガネ店」を業界で初めて展開したのはアコールです。多くのメガネが2万円というコストパフォーマンスの高さが魅力です。

アイウェアをファッションアイテムとして楽しむ層をターゲットにしているのが、「POKER FACE」です。ファッション発信地である渋谷を発祥とするセレクトショップで、もともとパルコの一部門だったことからもわかるように、おしゃれ関心度の高いユーザーに支持されています。

このように、総合メガネショップ、単一プライスショップ、そしてセレクトショップといった3つの業態を持っていることで、多種多様な最新情報を入手できることは、E2ケアホールディングスの強みだと思っています。

アイウェア業界およびE2ケアホールディングスの未来展望は?

近年、アイウェア業界は低迷をしていました。2000年前後は5600億円の市場規模でしたが、2023年から2024年にかけては、5000億円と10%以上も低下している。また、2000年前後にいわゆる5000円で買えるロープライスショップという新たな業態が生まれました。ユーザー層が広がった一方で、単価の下落を招いてしまった。

一方で、少子高齢化の時代と言われますが、元気に働かれている高齢者が増え、若年層の近視率が上がっています。まだまだ、この業界は十分に成長できると思っています。

先ほど申し上げました通り、私たちは3つの業態を持っています。つまり、何が流行っているのか、お客さまの動向について手に取るようにわかるというメリットがありますので、E2ケアホールディングスの将来性は十分にあると考えています。

今後のメガネショップのあり方をどのように考えていますか? 

メガネショップというのは、ものが見えにくくなって初めて訪れるわけで、足を運ぶ前からワクワクする場所ではありません。そのため、お客さまが安心してご来店いただき、ストレスなく買い物していただけることを心掛けています。

それと、今まで私たちはメガネのレンズに価値があることを十分に伝えてきていなかったという反省があります。。歪みが少ない設計のレンズを選ぶと、どれくらい快適に見えるかといったことを体感できていないお客さまはまだまだ多い。お客さまにぴったりのレンズを提供するのがメガネショップのあるべき姿だと思っています。 

アイウェア業界に入ったきっかけは?

就職活動をする際に、テレビCMを放映している会社に勤めたいという思いがありました。偶然、大学の友人からビジョンメガネの会社説明会に誘われて、「ビジョンメガネならCMもやっているし、行ってみようか」と気軽に会社説明会に行ったことが入社のきっかけでした。友人から誘われなければ、会社説明会に行っていなかったかもしれない。

また、これも偶然だったのですが、母親が数十年ぶりに行った同窓会で、母親の恩師が学校を退職してビジョンメガネに勤めていることを知って、私が志望していることを恩師の方に話してくれた。そんなご縁もあって、最終的にビジョンメガネに入社するのですが、強いつながりをビジョンメガネに感じました。ですから、アイウェア業界というより、ビジョンメガネに惹かれて入社したと言っても過言ではありません。

使っているメガネのこだわりポイントは?

こだわっているポイントはサイズですね。レンズの中心に黒目の中心が来るとバランスがいいんです。目の瞳孔の間の距離をPD(Pupillary Distance)というのですが、日本人の平均は約64mmと言われてます。私のPDは70mmぐらいあり、サイズがぴったり合うメガネを探すのに苦労します。ある程度は調整できるものの、デザインだけで選ぶとフィットしない場合があります。サイズがぴったりのメガネだと、ずれにくいし、格好もいいし、しっかり収まるのです。

仕事における信条はありますか?

仕事をするに当たって最も大切にしているのは、「やらずに悔やむよりも、やって悔やむ」という言葉ですね。ビジョンメガネの社長になったときから、ぶれずに心がけています。

尊敬する経営者はいますか?

「峠の釜めし」で有名な荻野屋6代目社長の高見澤志和さん(フレーム内・写真右)です。知り合ったのは、ある雑誌で対談をしたことがきっかけでした。経営者の方と話をする機会はありますけれど、「この経験だったら私の方がしんどかったな」と思うことが実は多かったのですが、高見澤さんには敵わないと思いました。

先代のお父さまが急に亡くなられて、突然、社長を引き受けざるを得なくなった高見澤さん。引き継いでみたら、経営がひっ迫していた。140年続く企業の再生を任される創業家の6代目というのは、想像以上にプレッシャーのかかる仕事だということを知りました。私には、この人の真似はできないなと初めて思いましたね。

写真はどんなときに撮りますか?

運動会とかイベントでカメラを使って子どもを撮ることが多いですね。あとは家族旅行。最近、プリントをしていなかったので、また形に残したいと思っています。しまうまプリントのサービスを十数年前に知って、フォトブックを作っていました。あの金額で、あの出来上がりは驚きでした。そのようなわけで、今回ご縁ができたことに喜びを感じています。

ご自身でカメラを持っていますか?

キヤノンのPowerShot SX60 HSを10年ぐらい使っていました。65倍ズームが面白くて、本当にいろんなものを撮ってましたね。
また、ニコンZFのシルバーが9月に新色として発売されると聞いて、カメラのキタムラのネットショップで発売日に購入しました。40mmの短焦点レンズも一緒に購入したのですが、周辺のボケの感じとかもすごいなと思いながらも、以前65倍ズームを使っていたこともあって、やはりズームレンズも欲しいな、と。皆さんがカメラにハマる気持ちがよくわかりました。

愛用品を教えてください

モンブランの名刺入れですね。今から25年ほど前にビジョンメガネの創業者、吉田武彦さんから頂いたものです。長く使っていますが、素材が上質だからあまり傷んでいない。そして、使うほどに艶が出てくるので気に入っています。表側にモンブランのロゴ「ホワイトスター」があしらわれていて、格調高さを感じます。仕事上、名刺交換をする機会が多いので、今まで縁をつないでくれた名刺入れは、とても思い出深い存在です。 

最後にKHDグループ社員にひと言メッセージをお願いします。

カメラやメガネを販売する仕事は、お客さまの思い出や記憶、体験を「大切に、快適に」することであり、社員がとても良い仕事だという思いを共有できます。素晴らしい仲間が増えたという心強さを感じます。

取引先さまも大きな期待を持っておられていますし、小売業があまり評価されていないようにも感じられる現在の日本で、フォト&ライフという考え方のもと、小売業の価値が見直されるくらい大きなことにつながるのではないか、と期待しています。

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