KIZUNA 2025 / 08 / 06
特集・旅とカメラ

“撮りたい”を胸に旅に出た3人に訊いた、思い出の写真とカメラのエピソード

いよいよ8月。まとまった休みを取って旅に出られる方も多いのではないでしょうか。”撮りたい”気持ちを胸にカメラを持って旅に出たキタムラ・ホールディングス グループの3人に、一緒に連れて行ったカメラとのエピソードや、旅先での思い出を語ってもらいました。今度の休みに、カメラを持ってどこかに出かけたくなるストーリーが満載です。


大島 涼さん

キタムラ・U.C.S所属 経営戦略室

旅に連れて行ったカメラと、その出会いはどんなものですか?

1番最初に出会ったカメラはキヤノン EOS Kiss X7です。2016年に前々職でタイに駐在しており、その前にエントリー機種が欲しいと思い、ダブルレンズキットでお得感があったEOS Kiss X7を購入しました。今も大切に使っています。 昔、友人から「人生でカメラは3台持つべき」と勧められました。まずはお試し用のエントリー機、家族ができたら思い出を残すためのミドルクラス、そしてハマったら最上位機種を──という考え方です。現在はソニー α7 IVも所有しております。まさに友人の言葉どおりの展開になりました。

その旅で撮った思い出の一枚とエピソードを教えて下さい

この写真は2017年に訪れたモンゴルで、旅を共にした馬を撮った一枚です。

友人と草原マラソンに出場したあと、1週間の草原ツアーに参加し、モンゴルの雄大な草原を馬と共に旅しました。モンゴルの草原は、ヨーロッパからも多くの人が馬に乗りに訪れるほど広大で圧倒的な自然が広がっています。

湖を目指して進む旅の間、馬たちは食料やテント、着替えなどの荷物を背負いながら歩き続けてくれました。遊牧民の指示には素早く反応するのに、私の指示はまったく聞いてくれず苦戦しましたが(笑)、ふとした瞬間に見せる凛々しい表情が印象的で、この一枚を撮りました。

さまざまな体験ができるモンゴルは、ぜひ一度訪れてほしいおすすめの旅先です。

カメラを持って旅に出ることで、どんな楽しさや発見がありましたか

旅先や異国の地では、非日常を感じる瞬間が多くありますが、その感覚が何なのかをじっくり考えたり深く見つめることは、意外と少ない気がします。カメラのフレームを通して景色を切り取ることで、思考が巡り、新たな発見につながります。フレームという制約とその瞬間を切り抜くことで、旅の非日常を言語化し、より深く味わわせてくれる、カメラはそんな頼もしい相棒だと思います。

そのカメラを連れて、次はどこへ旅してみたいですか?

6月に娘が誕生したばかりなので、まずは旅行というより、家族写真をたくさん撮りたいと思っています。本当はバックパッカーのような旅が好きなので、いつかは南米やアラスカにもカメラを持って出かけてみたいです。


江口 爽さん

キタムラ・ホールディングス 人事部

旅に連れて行ったカメラと、その出会いはどんなものですか?

キヤノンのIXY DIGITAL 10です。昨年オールドコンデジに興味を持ち、色々と調べた末に、フルフラットかつ軽量なため持ち運びが容易で、少し「もや」がかかったような温かみのある写りに魅せられ、初めて自分で購入したカメラです。

その旅で撮った思い出の一枚とエピソードを教えて下さい

この写真は、今年のゴールデンウィークに家族で伊東へ行った際の一枚です。父と母が海沿いで「裕次郎ポーズ」をしています(笑)

実は今年のゴールデンウィークは、4月に入社して以降の緊張が一気にほぐれたのか、風邪をひいてしまいずっと寝込んでいたんです。毎年恒例の家族旅行も今年は見送りか…とがっかりしていたのですが、そんな私を見兼ねてか、両親がドライブに連れ出してくれました。

海を前に無邪気にはしゃぐ二人の姿を見て、「社会人になっても、これからも家族と遊べるんだ」と嬉しく思ったのをよく覚えています。頼れる社会人の先輩でありながら、時にはふざけ合って大笑いできる――そんな両親の存在に、改めて感謝の気持ちを抱いたひとときでした。

カメラを持って旅に出ることで、どんな楽しさや発見がありましたか

その日にどんな写真が撮れたか確認するのも楽しいですが、一番素敵なのはふとした瞬間に懐かしい写真と再会することだと思っています。この旅がいつか「こんなこともあったな」と愛おしく思えるようなかけがえのない思い出になるのだと思うと、さまざまな瞬間を写真に収めたくなってしまいます。

そのカメラを連れて、次はどこへ旅してみたいですか?

海と星の綺麗な神津島に行ってみたいです。星が鮮明に撮れるカメラを持つことが、これからの目標の一つです!


家坂 弥来さん

フォトクリエイト スポーツ文化事業企画部

旅に連れて行ったカメラと、その出会いはどんなものですか?

フジフイルム X-E4です。フルサイズセンサーのカメラを持っていたのですが、コロナ禍に遠出よりも近所のお散歩が増えたことをきっかけに軽いカメラに変えました。

その旅で撮った思い出の一枚とエピソードを教えて下さい

2024年9月にカメラを片手に北欧(スウェーデン・フィンランド・エストニア)へひとり旅をしました。誰かにとっての日常の景色が私にとっては新鮮で、心が動くままにシャッターを切りまくりました。

ひとり旅、うっかりトラブルもたくさんありました。ヘルシンキからエストニアのタリンに行く日帰りフェリーの日程を勘違いしてしまい、翌日のチケットを取り直しました。次の日には出発ターミナルを間違えて、たまたま1台停まっていたタクシーでドキドキ爆速移動。正しいターミナルに着いたらすでに入船ゲートが閉まっていて、10ユーロを払って次の便に後ろ倒し。爆速移動していただいたタクシーの運転手さんが、心配で様子を見にくるほど抜けていました。「これはもうエストニアに行くなっていう暗示なのでは…」と思いつつ、3時間待って無事にフェリーに乗り目的地にやっと到着。バタバタした原因は全部自分なのに、謎の達成感を感じました。 

エストニアの首都タリンは、中世の面影を残したおとぎ話のような場所でした。小雨が降ったり西陽が差したりといろいろな表情を見せてくれたので、カメラを片手に気づいたら同じ場所を2周していました。夕方、雨が降ったあとに大きな虹が見え、帰りのフェリー待ちの時間に、燃えるような夕焼けも見えました。当初の予定通りの時間にフェリーに乗っていたら見られなかったので、 計画通りにいかなかったけど、むしろ良かった!とさえ思えた1日でした。

カメラを持って旅に出ることで、どんな楽しさや発見がありましたか

写真を見返すと一瞬で非日常に戻れて、また日常をがんばろうと思えます。さらに、編集が終わるまでは旅が続いているみたいでお得です。

そのカメラを連れて、次はどこへ旅してみたいですか?

再びの北欧に行きたいと思っています。次はデンマークに行ってみたいです。スウェーデンももう一度訪れたいと思います。

みなさまも素敵なカメラを持って素敵な旅を!

\SHARE/

RECOMMEND ISSUE

\あわせて読みたい/

BACK NUMBER

\バックナンバー/

PICK UP

\オススメ記事/

トップへ戻る